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インターン情報

大学生の海外インターン挑戦記

「周りより成功したい」― そう思った私は、大学2年と3年の間の春休みに海外インターンに参加しました。

インターン挑戦のきっかけ

就活を意識し始めたとき、「早く行動すれば、周りより一歩リードできるはず」と考えました。特に春休みは長い期間があるので、ただ遊んで過ごすのはもったいない。どうせなら「大きなネタになる経験をしたい!」という思いもあり、海外インターンを選びました。

…と、今振り返るとしっかり考えて決めたように思えますが、実際はもっと勢い任せでした(笑)。きっかけは、春休み前に大学から届いた「海外インターン募集」のメール。説明会に行った動機は「これやったら就活に生きるよね」と思ったからでした。

意思を固めるまでの葛藤

でも、現実的に気になったのは費用
私が参加したインターンプログラムは教育目的の研修だったため、お給料は出ませんでした。海外インターンだから当然、日本国内のインターンとは違い、渡航費や滞在費がかかる。それも結構な額でした(詳しい金額は第2章にて)。そのため、迷いがあり、即決で行くと決めれたわけではなかったです。

でも、私の背中を押したのは、いつか聞いたこの言葉でした。

「大学生のうちはお金はないけど時間はある。社会人になれば、お金はあるけど時間がない。」

この言葉を思い出したとき、「大学生にしかできない時間の使い方をしよう」と決意。貯金を使ってでも行く価値があると判断しました。

こうして、私は海外インターンに飛び込むことになったのです。

細かい準備はエージェントにおまかせ

「海外インターンに行く!」と決めたものの、不安はたくさんありました。

自分一人では何から手を付けるのかわからず、今振り返ると、エージェントがいてくれたからこそ、最後までインターン研修をやり遂げることができたと感じています。

参加したインターン先は、申し込んだ時点で「ベトナム」と決まっていました。企業選びもエージェントとの面談を通じてマッチングされる仕組みだったため、自分で企業をたくさん探す必要はなく、優良企業と出会うことができました。

特にやりたい職種や具体的な希望がなかった私は、面談の際に「どの分野の企業を希望するのか」という質問にさえ戸惑いました。しかし、この面談を通じて、自分が1か月間やりきれる分野・そうでない分野を考えるきっかけになりました。

エージェントと相談しながら「この分野は違うかも」「これは挑戦できそう」と整理していくうちに、最終的に納得のいく選択ができたように思います。

最終的には、「人と接する機会が多い仕事がしたい」とまとまりました。その候補としては、営業や教育系の仕事などがあがり、申し込みをさせていただく流れとなりました。

エージェントは私の希望をもとに第一希望の企業と交渉をしてくれ、無事にインターン先が決定。結果が報告され、いよいよ私のインターン先が確定しました。

そして、決まったのは人材会社の教育機関にある日本語センター。ここで、日本語を学ぶ現地の人たちと関わることになりました。

1. インターン先の業務概要

私がインターンとして働いたのは、日系人材企業です。

日本とアジアをつなぎ、海外人材紹介や派遣事業、海外進出支援、日本語教育支援事業をしています。

2. 実際の業務内容

「そんな人材サービス企業で、私が担当した業務は…日本語教育でした。」

日本語教育活動は教室での対面授業を行っていました。

  • 授業の準備&日本語の指導
    • 授業を考え、実際に学生に日本語を教える
    • 文化を交えながら交流し、日本語の理解を深める
  • 就職面接の練習
    • 学生たちへ日本企業の、面接の仕方を指導
    • 日本で働く上でのマナー講習
    • 実際の面接の様子を見学 など

3. 実際にやってみて大変だったこと

最初に直面した不安は、「年齢」でした。

私がインターンをしたのは、大学2年から3年に上がる春休み。つまり、まだ20歳。一方で、日本語を教える相手は、ベトナムのトップ大学を卒業した23歳以上の学生たちでした。

「自分より年上の人たちに、日本語を教える。」

そう考えたとき、正直、戸惑いを感じました。教師といえば年上のイメージがあることに加えて、私は彼らより年下で、社会人経験もなかったからです。さらに、日本のビジネスマナー講義まで担当することになった時には「ちゃんと教えられるのか?」「相手は私の話を聞いてくれるのか?」そんな不安が次々と湧いてきました。

しかし、やってみてもいないうちから考えすぎるのはやめようと自分に活を入れました。

自分の信念を考えて、指導者として信頼を得るために、誠意をもって接し、同時に学生の尊厳を守ることを心がけようと腹をくくりました。

迷いながらも、元気な声であいさつをし、私は日本語センターでの授業をスタートさせました。

4. 授業初日の雰囲気

クラスに初めて入ったとき、みんなの視線が私に集まりました。 その目は「珍しいものを見るような視線」と同時に、「温かく迎えてくれる目」でもありました。

実際に、学生たちはとてもフレンドリーで、自己紹介も真剣に聞いてくれました。 「質問がある人はいますか?」と聞くと、たくさんの手が挙がりました。

「ベトナムは親日」と聞いていたけれど、本当にその通りだと感じた瞬間でした。

5. 年齢差をどう乗り越えたか?

私は20歳、学生たちは23歳以上。教える立場だけど、年齢は自分の方が下。

だからこそ、学生に対する誠意を忘れずに、敬語で話すことを意識していました。 ただ、時には親しみを持ってもらえるように、普段語も混ぜながら接しました。

また、学生の自習の時間に教室に行き、積極的に声をかけたりと、日本についての話をして交流することを心掛けました。

振り返ると、乗り越えたというよりは、心配ご無用だったというほうが正しいかもしれません。学生たちは私に対して、1か月間、歓迎ムードが途切れることなく授業やそのほかのコミュニケーションをしてくれました。

休日には街を紹介してもらい、ベトナムの風土や文化を体験しました。

次の章でベトナムでのインターン生活を紹介していきます。

ベトナムインターン紹介まとめ

1ヶ月間のベトナム・ホーチミン生活が始まり、最初は不安しかありませんでした。しかし、現地の日本人やベトナム人にたくさん支えられ、不安がすぐに消え、濃度の濃い一日が続くあっという間の1か月になりました。

ベトナム人はいい意味でおせっかいな人が多くて、そんなベトナム文化にも助けられたと感じています。

実際に生活を経験してみると、新しい発見がたくさんあります。生活に関しては食事、交通手段、景観、など日本とは大きな違いがありました。それもまた、ベトナムを好きになる要素であり、そんなベトナムの生活についてを次の章でご紹介します!

実際にどんな食事を楽しみ、どんな生活が待っていたのか、詳しくお伝えしていきますよ。次の章もお楽しみに!

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